妊娠と脳の関係
女性ホルモンと脳の関係についてお話します。
今まで生理周期も正常で、女性ホルモンも正常、子宮、卵巣にも問題がないと言われ、
でも妊娠できない方の中に妊娠を意識して、不妊治療を始めた途端、
周期は乱れ、無排卵になる方がおられます。
漢方薬を処方する場合は、全身の状態をお聞きします(問診)
問診の中で出てくる言葉にキーワードがあります。
①いつも妊娠のことばかり考えている
②生理が来るたびに落ち込み、このまま妊娠できないのではないか
③体外受精をしても卵胞が取れないので、また失敗するのではないか
④着床ができないのは、子宮が悪いせいだ
⑤AMHが低いので、卵巣が働いてくれない
⑥常にマイナスのことばかり考えてしまう
⑦妊娠できない自分を責めてしまう
⑧頑張っても結果が伴わない、何をすれば良いのか。
あげるとたくさんあるのですが、どれも脳にとっては悪いイメージばかりです
以前NHK特集で放送されました
長引く腰痛の原因は脳!
①がんや外傷、感染などの重い脊椎疾患は疑われるもの
②まひやしびれ、筋力の低下などの神経症状を伴うもの
③原因が特定できない非特異的腰痛(ぎっくり腰やストレスが原因となっているもの)
に分類すると、③の非特異的腰痛が全体の85%を占めるとの研究があるといいます
非特異的腰痛は、職場での人間関係や仕事の多さ、仕事上の不満、うつ状態などの
心理的な要因が関与している強い証拠があり、認知行動療法などの精神医学療法が有効だとしました
話はそれましたが、女性ホルモンも脳と関係します。
妊活されている女性は誰でも頑張っています。
時間もお金も体力もかかります。クタクタになりながらでも頑張っています
それが悪いイメージで打ち消し、無駄にしてしまいます
日々不安も出てくるでしょうが、卵巣子宮も体の一部です。
良い卵胞が育っている、受精卵が子宮の中でゆったり育っていると
イメージしてください。
それでも生理が来ても、卵巣子宮にいつも頑張てくれてありがとうとねぎらいましょう
そうすることでどんどん体調がよくなってきます
良くなっていく実感ができたころ、コウノトリがやってきます。
今まで脳にアプローチすることで、たくさんの方が妊娠されています
脳にアプローチする漢方薬は色々あります
その紹介は次回にします。楽しみにしてください。