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よくある症状

しみ・そばかす

しみ・そばかす
「しみ」や「そばかす」という言葉は日常の会話でもよく使われ、皮膚にできる比較的大きな斑点をシミ、小さな斑点をそばかすと呼んでいます。医学用語としては、しみやそばかすという言葉は、ある特定の色素病変に対して用いられ、しみは「肝斑」の事を、そばかすは「雀卵斑」のことを指します。どちらもメラニン色素をつくるメラノサイトという細胞が表皮内で増殖してできるものです。

①左右対称で女性に見られる「肝斑」
肝斑は顔の両側に左右対称にできるのが特徴です。目の周囲にはできません。点状ではなく、広い範囲が薄い褐色となり、正常な皮膚との境目がはっきりとしています。色は一様の濃さで、濃淡の差はほとんどありません。肝斑の発生には「エストロゲン」などの女性ホルモンが関係していると考えられ、男性にはまず見られません。初経を迎えてから出るようになり、30歳代が好発年代に当ります。50歳を過ぎてから出ることはありません。

②日本人にはほとんど見られない「雀卵斑」
雀卵斑は4~5歳から全身の皮膚にでき始め、紫外線に当たると色が濃くなります。白人に多く、日本人にはほとんど見られません。

③しみ、そばかすに似たもの
老人性色素斑
加齢に伴って皮膚に現れてくるもので、30~40歳代から多くなり、50~60歳代になれば、誰にでも必ずあるといってもよい程多く見られる褐色の丸い色素斑です。病名に「老人性」とついていますが早い人では20歳代でも見られます。メラノサイトが増殖してできるもので、紫外線に当たる事が発症の大きな要因となり、「日光色素斑」ともいいます。顔や手の甲、腕など日光のさらされることの多いカシ部位によくできます。
太田母斑
生後まもなく、あるいは思春期に現れる青みがかった「あざ」で、普通は顔の片側にできます。思春期にできるものの場合、茶色い点状となって顔の両側に出ることがよくあり、茶色の太田母斑はしみ、そばかすと間違えられることがよくあります。ただし、肝斑は目の周りにはできず、色のムラがないのに対し太田母斑は目の周囲にも見られ、一般に色の濃淡差があるという違いがあります。また、太田母斑はメラノサイトが表皮より深い真皮で増殖してできます。

炎症後色素沈着
やけどや湿疹などの後、その部位に色素が沈着して起こるものです。日焼けによって色が黒くなるのも、一種の炎症後色素沈着といえます。時間がたつと、ほとんどのものは徐々に薄くなります。

色素性母斑(ほくろ)
色素を作る色素細胞の一種である母斑細胞が真皮あるいは真皮と表皮間で増殖する為、皮膚のその部位だけが黒く見えます。小さなものを「ほくろ」といい大きなものは黒あざと呼ばれます。

紫外線
①紫外線は、皮膚にさまざまな悪影響を及ぼします
・シミ、シワができる。
・細胞のDNA(遺伝子)を傷つける。
・免疫力を低下させる。
・浴びすぎると皮膚癌になりやすい。


②1年の中で、最も紫外線が強いのは6月~8月です
<日常生活では、次の事に注意してください>
 ・長時間、直射日光に当たらない。
 ・紫外線の強い、正午前後2時間の外出は避ける。
 ・外出時は帽子、長袖シャツ、長ズボン、日傘等で紫外線をカットする。
 ・サングラスは、UVカット効果のあるものを選ぶ。
 ・サンスクリーン剤(日焼け止め)を使う。


③サンスクリーン剤の選び方
・サンスクリーン剤の効果の表示には「SPF」と「PA」の2種類があります。SPF20とは、皮膚に当たる紫外線が1/20、SPF30では、皮膚に当たる紫外線が1/30になります。日本では表示の上限が50でそれ以上は50+と表示することになっています
PAとは、UVAや可視光線照射後、すぐにメラニン色素が酸化されて、皮膚の色調が濃くなる現象の指標に、UVAに対する防御能を表しており、「+」の数で表示されています。PA+++は非常に効果があるということです。
数字が大きいものほど、紫外線に対する効果は高いわけですが、SPFの高いものは、さまざまな化学成分が入っていることが多いので、肌の敏感な人が使うと、日光が当たることで、湿疹、かゆみが出ることもあります。注意して使用してください。
<使用する時の目安は>
日常生活・・・・SPF5くらいで、PA+。
軽い野外運動やドライブ・・・SPF10で、PA++。
海水浴や晴天下のスポーツ・・・SPF20で、PA+++。
熱帯地方での野外活動・・・・SPF30で、PA+++。

また、スポーツ時には、汗に強いタイプを使い、水に入る時は、こまめに塗り直すことも、忘れないようにしましょう。健康で美しい肌を保つには、やはり若いうちから、過度な日焼けをしないことです。

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