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よくある症状

産後の子宮復古不全

子宮復古不全とは、産後6週間を経過しても、子宮がもとの大きさに戻らない病気のことを言います。原因は胎盤の一部や卵膜が子宮内腔に残っている時、または分娩時の微弱陣痛、母乳を与えていない時、産後に尿をためたり便秘の人、子宮後屈や子宮筋腫のある人、子宮内感染のある人は、子宮復古不全になりやすいです。症状は、出血が長く続きます。ことに胎盤片などの残存物があると大量出血を来すことがあります。子宮が大きくやわらかいなどの症状があらわれます。

西洋医学の治療
子宮の回復のためには、産褥期に極度の安静を避け、排尿・排便を促がします。また、授乳を行い、乳頭に刺激を与えることも子宮の回復を促します。内容物が残っていると、子宮内掻爬(そうは)、または、子宮収縮剤などによって治療します。感染防止の為、抗生剤を投与することもあります。

東洋医学の治療
本来、悪露は自然に減っていき、子宮が回復するのすが、いつまで経っても悪露が残っている場合、お血と考えます。お血とは血の循環が悪く老廃物が溜まり血が滞っていることです。駆お血剤として、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、キュウ帰調血飲などを用います。また、感染がある場合は、消炎解毒作用のある小柴胡湯、柴胡桂枝湯などを用います。

産褥熱(さんじょくねつ)
産褥熱は、分娩によって産道にできた傷や胎盤の剥離した後の子宮壁などに化膿の原因となる細菌が入って全身に影響を及ぼし、時として38~39度の熱が出ます。この熱のことをいいます。産褥熱が起こりやすい原因としては、妊娠中から子宮頚管や膣に細菌がいて炎症を起こしていた場合や早期破水があったとき、分娩の際に手術が行われたときにも細菌は侵入します。また、産婦の体力低下が炎症を引き起こすことも原因のひとつですし、悪露の手当ての際に十分清潔を保たなかった場合も起こります。

西洋医学の治療
産褥熱の治療は、病原菌の確認とその細菌に特効のある抗生剤を用いますが、病原菌を特定するまでは、抗菌スペクトルの広い抗生物質ペニシリン系やセフェム系が一般的に用いられます。

東洋医学の治療
産婦の体力低下が炎症が起きる場合、抗生剤を服用しても、微熱が続いたり、全身倦怠感が強い場合は、消炎解毒作用のある小柴胡湯、柴胡桂枝湯、小建中湯などを用います。

妊娠中毒症の後遺症
妊娠中、妊娠中毒症で苦しんだ人も、分娩が終われば、割合早くむくみや血圧も下がり、尿タンパクも良くなっていきます。しかし、1ヶ月検診の時にもまだ症状があり、時には1年以上あるいは生涯にわたって症状が消えないこともあります。放置しておきますと、将来高血圧症や慢性腎炎となり、さらに動脈硬化症から脳卒中を引き起こすことになります。過労や睡眠不足、ストレスなどでも血圧は高くなりますので、出来るだけ睡眠を取るようにしましょう。肥満も高血圧と関係します。太りすぎないようにして、減塩食も心がけましょう。出来れば次の妊娠までには完治していた方が安全です。

西洋医学の治療
高血圧に関しては、血圧の下がりが悪い場合、降圧剤の服用になります。タンパク尿に関しては、割合消失することも多いので、経過観察で様子をみていきます。

東洋医学の治療
血圧に関しては、お血で血圧の上げるタイプ、ストレスで血圧の上がるタイプ、過労で血圧の上がるタイプなど症によって異なります。お血で上がるタイプには、桂枝茯苓丸、通導散、折衝飲、温清飲ストレスで血圧の上がるタイプには、加味逍遥散、抑肝散加陳皮半夏、釣藤散、柴胡加竜骨牡蠣湯、過労で血圧の上がるタイプには、補中益気湯、小建中湯、七物降下湯などを用います。タンパク尿には、猪苓湯、猪苓湯+四物湯、当帰芍薬散、などを用います。 痛みや出血等、明らかな症状があっても、なかなか医療機関を受診しない人がいます。特に10代の女性は産婦人科に行くことに対する羞恥心が強いほか、月経や性に関する悩み事を恥ずかしく思いがちです。
また、高齢の女性では、医療機関に行くと、痛いことをされるのではないか、悪い病気だったらどうしよう・・・などといった心配もあることでしょう。そのため出血などで下着を汚しても家族に隠す人が少なくありません。その結果、重大な病気の発見が遅れて手遅れになることもしばしばあります。
女性特有の症状も、女性同士なら話していただけるのではないかと思います。些細な事でも、気になることがありましたら、まずはメール又はお電話にて、ご相談ください。

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